コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ JJ2019. 9.26

「JJ」は昭和50年代に流行した女性向けのファッション雑誌の名称。
この雑誌には学生時代に大変お世話になった。
ファッションモデルだけでなく、素人の女性の「街角ショット」みたいな写真がふんだんに掲載されていて相当に楽しめたものだ。
当時のファッションは今のソレらよりはるかにマトモで美しく、女性的で見栄えが良かった。
バブル期の前の明るさや彩りが紙面にあふれていて、ページをめくっているだけで性的刺激だけでなく純粋に「楽しい」と感じさせる誠に豊穣な雑誌であった。
JJのJはjoyなのかJJで楽しい!楽しい!?
まさにタイトルに愧じない内容と装丁であった。
その古い雑誌をめくっていると、確かになまめかしい女性の水着姿やスポーツウェア、ミニのワンピースなどが満載されている。
ドギツイアダルト雑誌より健康的なエロス美に満ちていて実に楽しい。
現在女優で宅麻伸という男優さんの妻であらせられる賀来千香子様が専属モデルで表紙やグラビアを飾っておられる。

ネットでこの雑誌の昭和時代の中古価格を調べてみると2500円、5000円の高値がついている。
誰でも考えていることは同じなのかと少しく安心もする。

ところでJJという呼称はジジイとも読める。
先日、久々にスマートフォンで自撮りをしてみたところボサボサの白髪頭で頬のこけた貧相な顔貌の「JJ」つまり紛れもないジジイのソレではないか。

かつて黒髪に染めていた頃・・・60代前半までより自分ではマシな容姿になったと思っていたが見るも無残な正真正銘の立派なジジイ顔になっていくらか複雑な気持ちになった。

ごくごく客観的に、冷静に考えると見かけより中身が・・・心も肉体も健康ならいいじゃんとも受けとれ、思春期の少年のようなみずみずしい「自意識過剰」も鈍麻されて青壮年期より精神的にはるかに「気楽」になったことは事実である。

ジョナサン・ラウシュという米国の雑誌編集者の近著「ハピネスカーブ」によれば、人生の時期によって幸福度に曲線(カーブ)ができるとのことであった。
この曲線は統計的に確かめられているらしい。

結果は意外なことに65歳から69歳が幸福度の頂点で、30歳から34歳をも凌駕していた。
まったく想定外であった。
ちなみに幸福度におけるドン底は50歳から54歳という結果で、この時期の非幸福度は80歳以上をも下まわっている。
逆にみると50歳のドン底を越えれば老年の65歳〜69歳をピークに徐々にその幸福度は増進していくようで、これは人間の脳の特性であるらしい。

知識や経験の蓄積だけでなく自然的にこれらの「カーブ」が形成されるとすれば、今の自分の幸福感も自然発生的で、とにかくバイク乗りについても仕事についても楽しさ、愉快さが半端でなく若い時よりはるかに高いレベルの幸福感を味あわせられる。
まったくもって幸せなことである。
これが事実であるならば40代、50代で苦しんでおられる方々には或る種の素晴らしい「僥倖」で、じっとただ年齢が経るのを健康な状態で待っていると誰でも65歳で幸福になれるということである。

以前に100寿者(センテナリアン)についての報告があったが、100歳を越えるのもまたまた素晴らしい幸福感を感得できるそうで、ただ生きているだけで何もしなくても「幸せ」であるらしい。
これは80歳代で落下傾向にある幸福度も90代、100歳を経年するに応じて再び幸福度のピークが訪れる可能性があるということだ。

青年壮年は65歳を目標に、老年者(65歳以上)は100歳台を目標に据えたら人生に希望が持てるのではないだろうか。
特に根拠もなく・・・。
一般に富や地位や見栄えで自分や他人の幸福度を測定してしまいがちだが、内実(心の内や脳の特性)はこのような仕組みになっているらしいのでどんな環境にある人も単純に「幸福」をめざすならば65歳と100歳とに標準を定めて長寿健康を求めるべきと思える。
不幸でいいという人ならばさっさと死ねば良い・・・と言い放ちたくなる。
JJ、JさんはJoyfull。
決してレストランのチェーンのことではありません。
人生を神の天恵として味わい尽くすつもりが少しでもあるなら古の賢人が繰り返し述べているように、決して無理に生きようとして「もがかず」ただ「受け取ればいい」のだ。

そういう意味では道教的な「無為自然」が最もシックリくる。
ただ黙って愉快そうに生きているだけでそれなりに素晴らしいリーダーシップであるし、それそのものが幸福な人生であるのだ。
「ジジイになる時にジジイになるがよろしい。死にたる時は死ねばよろし」
JJ。
GGというジジイ向けのファッション雑誌がある。個人的にはJの方がしっくりくる。おぅジーサス。OH JESUS。

ありがとうございました
M田朋王久



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