コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ バッグ2019. 5.31

自分の感覚ではそれ(バッグ)を多く求めている自覚が無いのにクローゼットには使用していない数々のバッグが溢れかえっている。
心外だ。
それでも高価な類はたったひとつしか無く、それは知人に頂いたフェラガモというイタリアの有名ブランドの本革トートバッグで20万円くらいしたそうである。
それも使用し過ぎて四角が擦り切れて「古さ」とボロボロ感で今は「お蔵入り」になっている。

最近は警察の方との付き合いが増えて彼らの、特に刑事課の若者が一様にボディーバッグという新種(?)のそれを胸の前に「張り付け」(?)て街を闊歩しておられる姿を見るにつけ、人気テレビ番組「警察24時」の刑事さんが同様のボディーバッグをしておられる。
そろいもそろって。
確かに犯人を取り押さえるのに両手がフリーになるボディーバッグはそのファッション性からも機能性からも理に叶っている。
リュックサックだと見た目も機能もチョット「間が抜けている」

そういうバッグは自分の美意識に合致しない。
海外旅行の時の定番であるキャスター付きトランク(ゴロゴロバッグ)と同じくらい一生使わない筈であったのに・・・。
オートバイに乗るのに新しい素敵なバイクジャケットを3万8千円も出して新調したら何と内ポケットが無いではないか。
勿論胸ポケットやサイドポケットは付いているものの、このてのポケットは貴重品を入れるのには適さない。
・・・で、このボディーバッグを思い付いたのだ。
これは「イケテル」
直感的にそう思って早速ネットで調べると、それこそピンからキリまで。
10万円もする高級品から2千円ほどの安手の物まである。
たまたま院内の宴があり男性スタッフの胸元を見ると高級そうなボディーバッグをお持ちではないか。
「吉田かばん」という日本の高級バッグのブランド。
恐らく3万円から7,8万円の間。
ネットで探るのもメンドクサイ。
知人から隣の「しまむら」にそういうのが1900円で飾ってあるとの情報を得て診察の合間にバイクで「視察」に出かけてみた。
それらは結構種類も豊富でよりどりみどり。
こういう流行物は「安い物を買う」と決めているので大枚3千円をカウンターで払って百円のお釣りを貰い新しいボディーバッグを手に入れた。
それは白色でユニオンジャック(イギリスの国旗)をデザインにあしらった派手な色柄の代物で、ロンドンかぶれの筆者としては大満足であった。
見た目はハッキリ言ってかなりダサい。
失礼な表現ですが、だって「しまむら」だもの。
元々「ユニクロ」とか「しまむら」とかがダサいのではないかと考えるように日本人のファッションの志向がダサいのではないかと考えるようになった。
・・・というのはいかにもセンスの無さそうな商品ばかり置いてあるそれらの店舗の品ぞろえなのにお客さんが結構いて、そのロウセンスの商品を次々と買って行かれるのを目の当たりにするからである。

ホンダの赤いバイクにしまむらのボディーバッグを携えて新調したブルーのライダージャケットをはおって田舎町を出て高速に入り都会に出るとあらためて自らの田舎丸出しのファッションもナカナカイケテル・・・と自己満足的に道路脇に愛車を停めてコーヒーを一杯だけ飲んでぼんやりと人歩を眺め、ケータイをいじって店を出て帰路についた。
最近は本屋にも寄らない。
バイクに乗っている時間が惜しいからだ。
新しいボディーバッグというトモダチはまるで赤ん坊のように大人しく自分の胸で静かに抱かれている。
バックミラーにユニオンジャックが写り込み、テンションがイヤ増す。
それらのバッグ収集品の中に埋もれてしまう運命にあるその小さなバッグもしばらくは持ち主に愛されて、見捨てられるまでの短い時間使いつづけられいつものようにひっそりと「お蔵」に納められてしまうのだ。

ヤレヤレ。
バッグを買う人は物に執着する傾向にあるらしい。
ホントかいな。

ありがとうございました
M田朋玖



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