コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 邪推2019. 3.16

国内民族系の製薬会社O社の発売予定のSという名称のアルコール依存症のクスリは飲みながら節酒できるという夢の薬品であるのに行政(厚労省)からストップさせられている。
具体的には非常に処方しにくいシステムになっていて、本当に行政という政府機関は物事をフクザツにメンドクサクするのがとてもお好きなようだ。
これもひとつの国民の管理手法なのかも知れない。
そこでいつものように筆者の邪推を思い切り想像力を発揮して書きつのってみたい。

日本にアルコール依存症の人がどれくらい存するのか不明だ。
まだ正確には把握できていない筈だ。
その程度がさまざまで「境目」がハッキリしないからである。
全国的にキチンと調査されたワケでもない。
所謂「アル中」と言ったら誰でも一見して分かるが、隠れた「依存症」については本人の自覚の有無、周囲の認識の程度など捉え方が千差万別でその判定にムツカシイ要素が潜んでいると思われる。

個人的には本人が「アルコールで失敗や不利益をこうむって」いて「周囲に具体的に被害が及んでいる」ようなら明らかなアルコール依存症と認定して良いと考えている。
飲酒量や頻度、その酩酊度に関係なく。

喫煙者と同じでニコチン、エタノール(エチルアルコール)は依存性を人間に惹起させる。
とりわけその脳に。
そして健康被害ばかりでなく、人生全体に壊滅的に影響力を与えると分かっている。それにしては行政の管理は違法ドラッグや合法薬物(普通の医薬品)よりも規制が甘い。

先進国のイギリスなどでは夜の10時以降は酒を売ってはイケナイことになっているが、日本の場合は24時間オープンしているコンビニに行けば誰でも買える。
勿論子供は買えないが変装すれば大人のような体格をした少年ならば・・・例の「20歳以上ですか」の質問をするレジのどうでも良いボタンを押しさえすれば「買える」筈である。
何とも妙チクリンな「ヤリトリ」をコンビニですることになる。
これは産業界の押し上げと行政側のハザマで考案された「苦肉の策」にちがいない。
きわめて恥ずかしい滑稽なシステムである。

とにかく商品を売りたい、売ってしまえば良いという「産業界」のゴリ押しに政府が負けてしまってこのような籠で水をすくうような「ザルシステム」が出来あがっていると思えて思わず笑ってしまう。

喫煙については嫌煙家達の病的なほどの「健康被害」や理由のある激しい「嫌煙」によって今や日本中、公的な場所だけでなくあらゆる人間の居場所でそれが吸引できなくなった。

モクモクと煙の充満した喫煙ルームか喫煙コーナーに押し込められ、スモーカー達は身を縮ませ非国民か賤民のような風情で身を寄せ合って(?)喫煙を楽しんで(?)おられる。
見ていると何かしらの同情心が心の底に湧いてくる。
それほど喫煙者に対する社会、行政の「締めつけ」は年々厳しくなっている。
一方でその健康被害、社会的損失の程度の割には「飲酒者」に対する日本国の対応は全国民的に「甘い」と言わざるを得ない。

何しろアルコールは「薬品」ではないと認識されている。
それは「食品」であるらしい。
分類として医者目線ではアルコールはレッキとした薬品であるし、その有害性については見方によっては喫煙より強い。
何しろタバコを喫って運転するのは何の問題も無いが、その量の程度に関わらず飲酒しての運転は天下の御法度で、極めて身近な「重大犯罪」である。
それでアルコール依存症と飲酒運転の相関関係や因果関係もあきらかに存在するし理解されているとは思うがこの問題は誰もがうすうす気づいていて、何となくウヤムヤにしてこの問題を直視していないように思える。

人間の食習慣にお酒は欠かせない。
宴会、パーティーのみならず毎日の晩酌など食事と飲酒と人の集いには密接な関連性があり、それらを楽しみ・喜びとしている人間の生活文化として飲酒習慣はドッシリと生活に根付いており誰もが無造作に、特に用心もせずにそれ・・・アルコール・・・に親しんでいる。
酒は戒律で厳しく禁じられているイスラム教徒でさえコッソリと飲んでいるそうだ。

そうして多くの産業・サービス業がこのアルコール関連であるのも確かである。
それで筆者の「邪推」というのは現代の日本国でアルコールの売り上げ不振、飲酒習慣の減少、若者のアルコール離れなど自然に起こっているひとつの現象としての販売不振(食品としてのアルコールとその関連商品、飲食店の衰退)など日本経済の現状を考察すると「飲酒量を減らす薬」の安易な使用許可は多くの産業界の指導者たちがそれぞれの経済活動にとって有害であると判定し「S」という個人の健康増進にとって極めて有益なおクスリの保険適応にストップがかかったのではないかと「邪推」しているのである。

飲食の「要」と言えるアルコールは喫煙とは違って人々の生活の中心深く染み込んでいて、医療関係者ですら安易にそれに深く耽溺しておられることがある。
先述したこともあるベンゾ系の薬物よりはるかに健康被害をきたすアルコールという薬物を食品に紛れ込ませビジネスを展開しておられるコンビニエンスストアを頂点とした産業界のお偉いさん達が各個人の健康と幸福という犠牲を強いてまで自らの商売で儲けようという「企み」をまざまざとこのアルコール依存症についての「夢の薬」の販売を遅らせている・・・と筆者は推測・邪推をしているのだ。

これは何度も述べてきたことであるが行政や産業界は国民各個人の健康や幸福を心から願っているとは言えない・・・ということをまず知るべきである。

メディア・行政・産業界の国民全体への構えは「生かさず、殺さず」といった「レベル」で完全な健康や幸福を得る為には個人の・・・ごく個人のそれらについての認識や勉強や分析に依らなければならない。
これは大昔からある世の中の人間社会の「ありよう」である。
メジャー(一般大衆)をマイナー(富裕層・支配者層)がメジャーの味方を装って上手に騙し操っている状態。
何とかならないものだろうか。

ありがとうございました
M田朋玖



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