コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ 健康の法則2019. 2.26

まだ2月下旬というのに2~3日前から気温15℃前後と春の陽気だ。
暖雨も降り極言すれば初夏6月の趣である。
山肌や道路、川面の冬枯れ色・・・黄土色さえなければ・・・。
冬物の衣類、たとえばコートやジャケットの類は今年殆ど売れなかったに違いない。
特にこちら九州では大手の衣類量販店、アパレル会社の店頭でも防寒機能の高いオーバー、コートはかなり値下げられているにも関わらず重苦しいたたずまいで鬱蒼と金属製の展示棒にブラ下がっていた。

バイク熱は相変わらずで、毎晩それに「乗って走りたい」と欲求している。
天候やさまざまな用事がそれを邪魔する。
それでも以前のように「体がキツイ」とか「疲れている」とかの体調の抵抗要因の無いのが有難い。
玄米菜食、長時間睡眠、一日一食がこれほどのモノとは想像もしなかった。
大袈裟でなく「見かけ」はともかく体調と気分は20代だ。
毎夜のように中型バイクで熊本市の知り合いのカフェバーまで走っていた頃を思い出す。
ついでに最近クルマの運転が全く苦にならず、いつもそれは「愉快」と感じる。
またそれらに接していなくても一日中気分は爽快で元気である。

「飲食生活」の重要さ、重大さをあらためて胆に命じさせられている。
日常のすべての事柄に「快」を感じさせてくれるのは「食」にその因があるのだ。
殆んどの人間が外因になると思われている「事」「出来事」はあまり関係がないのかも知れない。
これらの体験から2つの法則を導き出した。

@体に有害な物
A心に有害な物

これらを意識して心身に侵入させないこと。
これが健康で楽しい人生の「コツ」である。
体に有害な食品、飲料は世間にあまりに多く日常的に出まわっているので心して避けなければならない。
コンビニエンスストアで売られている飲食物の90%はカラダに有害なモノだ。
それは健康維持の為には「恐れおののく」というレベルで、これらが平気で売られていて、それらを買って食べているという状態を誰もが放置看過しているのには強い恐怖と驚きを禁じ得ない。
人々の無知というよりそれらを撒き散らしている飲食メーカー、整理しない行政。
飲食物の肉体や精神に及ぼす影響については薬物に対してよりもはるかに皆さん不用心だ。
たとえば今やマスコミや行政から「目の敵」にされているベンゾジアゼピン系のお薬と甘くてとろけるように美味しい菓子パンやジュースと比べたなら多くの人はお薬を有害として摂取せず、それらを選択するに違いない。
その後者においての有害性については即効性がないうえに食べた瞬間はいくらかテンションが上昇して気分も良いモノだから何の規制も無いこの飲食品群は広く世間に行き渡って健康被害をもたらしている。
それは確実に糖尿病、肥満、動脈硬化(高血圧、心疾患、脳血管疾患)の遠因になり得る。
そのなりやすさについては明らかな個人差があって、糖尿病に傾く人と肥満に傾く人がいる。
勿論両方の人もいる。
出現の仕方はマチマチであるが結果的に「病」を発現させるチカラを持つ。
その常食者については・・・。

上記の中で最も治しにくいのは動脈硬化で、これは基本的に不可逆性(元に戻らない)ので空恐ろしいが肥満も厄介だ。
肥満を疾病と捉えるかどうか異論もあると思うが、筆者は個人的に「病気」と認定している。
色々な合併疾患を惹起するし老化を促進し「老化現象」そのものであるからだ。
多くの人が論じる「見た目」の問題ではない。
幼児期からの不健康な飲食生活の賜物で或る種の「被害者」とも言える。
それらの有害な飲食物を社会全体に撒き散らして平気な食品会社やそれを許す親や教師や行政の「被害者」と思えるのだ。

これは世界的な現象で欧米人や日本人以外のアジア人は内臓、とりわけ膵臓が丈夫な為かそれらの飲食物によって「肥満」を生じ、日本人は糖尿病になる。
肥満者で糖尿病でない人々は内臓を含め肉体の丈夫な人でマツコ・デラックスのような「首の太い」人達は「肥満できる」
カラダの弱い人は肥満によってさまざまな体調不良、気分不良を体感し、ついては血圧上昇、狭心症、癌とさまざまの疾病を惹き起こしやすい肉体の状態となる。
タレントのマツコ・デラックスさんなどその頭脳と弁舌とお人柄については文句のつけようがないが、体重となると失礼ながら医者的には文句をつけたくなる。この人物は勿論男性であられるが、女装をしておられて、何とその上に「売れる」為に頑張って肥満体になられたそうである。正に命がけで仕事をされているのだ。凄い。真似できない。であるので、たとえ年収10億円ほどと言われても当然ながら決して入れ替わりたいとは思わない。
ただし、健康第一と考えたならば、ただ単に体重の問題なので処置のしようはいくらでもある。

一方、心にも有害な記憶や出来事、事柄を簡単に入れてしまって懊悩煩悶しておられる人々が多い。
心のwashout、平たく言うと「切り替え」がうまく出来ずクヨクヨと悩み事や問題について思い悩むのだ。
それが自分自身のこと、つまり健康上の問題なら大いに理解できるが、傍から見ると実に些末でクダラナイコトで悩んでいる人が多い。
子供の悩みを大人がうまく共感できないように、大所高所から眺望すると実にツマラナイコトなんであるけれど悩める個人からすると命に関わる問題かのように苦悩される。

ことほどに肉体と精神に有害な物質、事柄、内容物を用心深く“摂取”しないことが肝要と思えるが皆さんいかにも無頓着であられるように見える。
人生を心豊かに楽しく実り多く生きる為にここは頭を清明に保って、くれぐれも無意識的な先述した「愚行」「愚考」をしないことが望ましい。
特に就寝前とか仰臥中にそのようなことを考えたりするのは極めて心身に有害であるばかりでなく、人生全体に壊滅的な打撃を与える。

「飲食の内容と思考の内容には常に用心を怠らないこと」

油断せずに貴重品を守る監視カメラのように有能な警備員のように防御すべきである。
人生で最も大切な心身の健康の為に・・・。

ありがとうございました
M田朋玖



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