コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ 歴史の真実2018. 7.24

言葉は重々しいがこんなあやふやでいい加減なものはない。
NHKで時々放映される「映像の20世紀」という番組など観ると最近はカラー化もされたりしてリアリティーが増していて「歴史の真実味」にいくらか「現実感・臨場感」を与えてくれるが放送の仕方、即ち編集とかで意図的に削除したり並べ替えたりして内容的に現実と異なるニュアンスになりはしないかと逆に危惧したりする。
「ホンモノ臭さ」というのは逆に警戒したい。
今はCGという映像技術もある。
洗脳とか騙しのテクニックは向上したかも知れないなどと懸念を深めている。
元々凄く疑い深い性格なのかも知れず、典型的な悪人(外国人と思われる人物)に騙されたという経験の為とも考えられる。

最近は歴史の検証についてそれが「不確かなモノ」であるという前提に基づいてNHKで番組が制作されているが、冒頭にあげた理由もありますます捏造的に感じられて不気味だ。
かねてより繰り返しているようにNHKについてはいつも何かしら「よろしくない意図」を感じて警戒している。
ハッキリ言って嫌悪感さえ憶えるくらいだ。

近々もまた「琉球王国・・・独立云々」という文言を番組表に発見したので録画して観たら「案の定」であった。
NHKの洗脳というのは琉球王国、即ち沖縄を独立させて中国に手渡しても良い・・・その方が自然だみたいに受け取れる内容であった。
番組の内容を詳しく見たワケではないが、観なくても良いというくらい単純で分かりやすいメッセージが込められていて或る意味笑止千万。

中華人民共和国の隠された意図として沖縄を独立させ、それを数百年前のように自国を宗主国として琉球王国と朝貢外交をはじめゆくゆくは領土として所有したいというハッキリとした目論見がミエミエでまったくお笑いであった。
沖縄の米軍基地反対の市民運動、翁長知事とNHKの親密性、同知事の中国との親交の深さなどを勘案すると、この流れ(沖縄独立→中国の領土化)は止められないのかも知れない。

中国からすると歴史的にはベトナムも台湾も沖縄も領土か、もしくは朝貢関係(中国が独立を認めて貢物、即ち税金のような金品を納める国際関係)を構築したいと望んでいて、よしんば日本列島を南から侵略して自分たちの領土にしようとする悪企みをあからさまに、公然と持っていて誠にケシカランと思えるが、これに与する日本国内の勢力(NHKや各新聞社などのメディアや野党など)にはもっと腹が立つ。
所謂「売国奴」という人々で元々極刑にすべきような徒輩である。
キチンとした国法であるなら国家反逆罪とか国家紊乱罪とかになるほどの内容と思えるのに誰も何も言わない・・・というところが不気味だ。

日本国もかつては彼の国、中国から見て倭国と呼称され遣隋使・遣唐使など朝貢関係があったらしいが本当のことは「歴史」であるから分からない。
中国とかフランスなど料理の美味しいとされる国々は、多く「中華思想」を持っていて自分達の国が世界の「中心」であるという妄想を何の恥じらいもなく世界に向かって秘かに発信している。
中国の場合、それと同時に覇権主義という厄介な思想を持っており周辺国は我が物にするべきと信じていて、その為には手段を選ばないやり方を最近身につけた自国の強大な経済力を背景に海洋侵出、大陸進出を深めている。
近々は日本を含めた朝鮮半島、台湾や他の太平洋諸国への侵出が少しく減衰しているように見えるのは国家主席(習近平氏)の打ち出した「一帯一路」政策によると考えられる。
太平洋諸国(東方)よりもより与しやすいシルクロード方面(西大陸、ヨーロッパ、アフリカ方面)へ新たな活路、発展方向を見出ししっかりと実践実行しているようである。
何しろ人口も多い、お金も野望野心もあればこのような流れは或る意味国家というものの特質かも知れない。
そもそも中国は民主主義国家ではなく今も昔もレッキとした独裁国家なので実はとても危険な国なのだ。
周辺敵が弱いと見るやまたたく間に攻め込むというのが太古からの国家というものの原始的な本能なのである。

歴史を語る場合、それは真実味において常に吟味検討しておくべきであり、特に文書や遺跡や発掘物にそれを頼っている場合すべてが特定の人間の推量によらざるを得ず、身近な例でも「坂本龍馬」という人物が日本人作家・司馬遼太郎の小説の影響を強く受けており、勝海舟も同様に子母澤寛という小説家の書いたイメージが多くの日本人の心の中に根付いてしまっている。
これは仕方のない事で、その道の研究家に頼ってしまうということが大昔から起こっていて「歴史」というもののテキトーさ、いい加減さに拍車をかけ多くの思考の停止した一般庶民、中には専門家でもこの手の罠にはまってしまうようだ。

最近は磯田道史という歴史家なる人物で国際日本文化研究センター准教授という肩書の男がNHKの歴史を扱う番組に頻出しているがこの御仁のお説は知識の細かさ、博識ぶりは敬服するが視野が狭い。
何よりもNHK「より」で今の中国思想のプロパガンダ的な言動が多く腹立たしい。

歴史はまずその真偽を判定するだけでなく時間と空間(地勢学的な検討など)に長く広々と遠景的に本質的に眺望する必要が絶対的にあり「原因と結果の法則」や人類の壮大な物語を心理学的要素も入れ込んで「発掘」「研究」していくべきと思える。
出来得ればその「歴史」から人類の持つ或る意味普遍的な法則性を発見できれば学問としての価値がさらに高まると考えられる。
人類の発展成長に資するという意味で。
特に最近は歴史の捉え方で、個人的に情緒的で細か過ぎて「大局が見失われている」ように見える。
例を挙げると朝鮮半島問題もかつての日本との支配・被支配の関係が「植民地」か「併合」かの議論なども色々な意見を取り入れるといずれもひどく感情的で「大局」的でない文言が多すぎると感じられる。
単なる個人の歴史(個人史)などについても自分で書いてみると分かるが、その内容と言ったら実両親や両祖父母や、親戚やら学校の先生やら関係のあった人々に丹念にインタビューをして書き残すべきなのに殆んどの場合そんな面倒臭いことは現実的ではないしそれらのインタビューの内容ですら本当かどうか真実味の怪しさなどを考慮すると個人的には自分の歴史ですらこの程度であることを鑑みると日本や世界の歴史なんて誰かがテキトーに書きなぐった文言で成り立っているようで全く信用できない・・・などと考えている。
昔に歴史家という職業があったかどうかも判然としないのに、歴史の記述はそもそも誰がしたのかと考えると、ますますその真偽については簡単に盲信する訳にはいかない。

ついでに今世界で起こっているさまざまな出来事も多くの人々はテレビやネットのかなり断片的で洗脳的な内容をいかにも「真実」であるかのように勘違いしているかも知れないのに、知り得たテキトー情報で「アーこんなもんか」みたいな浅薄な受け取り方や考えで真面目に議論かなんかしちゃったりしてチャンチャラ可笑しい。と考えるのは筆者だけなのであろうか。

ありがとうございました
M田朋玖



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