コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ 滅国論2018. 7.17

「家系学」という学問があって人生の生き方や自分の家族、血族、ご先祖、子孫について色々な考え方や知識を得ることができ、個人の人生としても大変興味深いし役に立つ。

最近の「日本の家族」の状態を身近な例を含め、よく観察していると「日本の将来」についてかなり悲観的にならざるを得ない。
所謂「絶家」。家筋が途絶えてしまいそうな一族がかなりおられるということが容易に観察できる。
子供が「結婚しない」「子供が生まれない」「子供が実家(大方は田舎)に帰って来ない」という現状が常態化、多数派になり、また結婚して子供が生まれてもその数がせいぜい一人とか二人。
男の子と女の子が一人ずつというのが一般的で、これでは日本の人口減少は必至である。
先述したように「日本の人口減少」のトレンドは周知のとおりであるが、その「深刻さ」には多くの人が思いを致さないように見える。
誰もがそれほど深考せず看過しているようだ。

日本の経済発展や戦前までの戦争の強さも「産めよ増やせよ」の国家政策によって実現した多産状態と人口増加が「国力」の基礎的なエネルギー高揚の原動力となっていたと考えられる。
このことは戦後の奇跡的な経済復興についても言えることで、大正末期から昭和初期の人々の兄弟の多さ・・・それは7人から8人のレベルであり、労働力の確保、競争的社会の実現、巨大な国内個人消費市場など社会心理の側面からも経済活動全般にわたる好影響をもたらしてくれた最大要因と思われる。
勿論、戦前の教育の良い影響もあると考えられる。
多くの日本国民は勤労を是とし、貧しさを克服する為、家族を養う為に夫婦が協力して懸命に働いて来たのである。
それらの総合的な結果として国家の繁栄隆盛が実現したものと考えられる。

これらの好循環が今や脆くも崩壊しつつある日本国の社会の有様である。
人々は個人の楽しみに目覚め、お一人様で生きられるようになった。ついでに仕事よりも娯楽に重きを置き、社会もまた一部のスポーツ選手や歌手や芸人さんや俳優やタレントなどを異常にもてはやし褒め称え高収入を与えて是としている。
また普通の結婚出産をメリット・デメリットなどその個人にとって損得を基準に「考え」ている。
そもそも「個人的な楽しみ」を優先したら誰も純粋な意図として結婚はともかく出産して子供を持つことなどするまい。
大量の時間とエネルギーと経済的損失をこうむるのは目に見えているからである。
人間の男女の交流と出逢いは多分に本能的なものであり、理性による打算計算を越えた衝動的発作的、場当たり的なものである。
特に20代前半の男女のソレはそのようなモノであるし、またそれで良い。
人間の場合、出産適齢期は20代前半に集中しており、男女の性衝動が強烈に妊娠出産に向かう時期でもある。
実のところあまりに未成熟な男女の年齢ではある。したがって子育ては不向きで時々「子殺し」や「虐待」が起こる。

出産に適した年齢と子育てに適した年齢に差があるので、今時は精神年齢のかなり低レベルの人が出産してしまうことがあり(これは大昔からそうである)、高齢出産よりも母子の健康には安全ではあるが育児環境としては最悪であったりするので大概は祖父母の協力や援助を要するものである。

不幸にしてそれらの協力や援助の得られない若い夫婦二人だけによる子供の養育についてはかなりの危険が伴うもので、所謂都会の待機児童の問題もあったりして現在の日本の出産・子育ての環境は非文明国と考えられているアフリカ諸国よりも劣悪なのではないかと考えられる。
それらの発展途上国においては少なくとも子育ては集団的に行われ、子供はその部族一族で養育されるようだ。

「核家族」という言葉が流行ったが、この家族形態は子育てや出産には基本的に不向きである。
ましてや多産多育には全く適さない。
精神の健康な成長の為には基本的に子供の数と大人の数が同数というのが望ましいので、どうしても集団的な子供の養育というのが必要になってくるのである。

このような背景を持っている現在の日本国の社会情勢の中で子供の数の増加、出生数の増加、即ち人口増加など望むべくもなく、人口減少については多くの専門家や行政府は既に「諦めている」風であり、移民に頼ろうとしているフシがある。

ここでは移民については言及しないが、日本人と日本国の将来を思う時、その家族・一族の未来と同調する側面もあり暗澹とした気持ちにさせられる。

「子供は国の宝」という考え方が社会から廃れて久しい。
自己犠牲の最たるものが母親の出産子育てに他ならない。
それらを強力に支援する制度の構築と子供を産み育て、その場としての家族づくりを奨励するというのが国家の責務と思えるが今のメディアや政府の中枢部に侵入している日本国民・国家にとって悪しき企みを持つ異国の徒輩の「活動」のおかげか日本国は着実に滅亡に向かっている。

日本国の総理大臣・安倍晋三氏からして子供がおらず、余計なお世話かもしれないが、お妾さんが5~6人いるとか「隠し子」が10人ぐらいいるというような勇ましい話も聞かず、またそれらがあからさまになったらメディアや社会の強烈なバッシングに遭うというような社会では「人口増」などとてもとても・・・。
所謂男女の問題、金銭問題などすべてにわたって「清潔な男」に政治を任せたがる国民性とか文化や社会には発展的でエネルギッシュで明るい未来を感じない。
性的魅力、繁殖力を持った強烈なカリスマこそ危機的な国際情勢においては望ましいリーダーと思えるのだが・・・。同盟国アメリカの現在の元首であるトランプさんやマリリンモンローを「女」にしていたJFKや不倫で勇名を馳せたクリントン元大統領などに、見倣いたい。実際に米国では僅かながら人口は増加傾向にあるようだ。

個人的には安倍総理は好きである。
日本国の為に私利私欲、名誉欲を捨てて頑張っておられるように見える。
彼の人物には性欲、金銭欲、権力欲もあまり感じない。
「お国の為」というひたむきな姿勢がうかがえる好漢と思える。
世間ではどう思われているか知れないが・・・。

家も国家も人も滅びつつある日本国、誰がとめてくれるのであろうか。
世界的に人口は増加しているというのに。
アフリカ全体では将来20億人になるそうである。
日本、台湾、韓国、ドイツ、イタリアなどが人口減少のトレンドに入っていて、これは当分・・・というかいずれの国も今のところ「打つ手なし」と見ているようである。
筆者個人の見解ではただひたすらそれらの国々と同様、日本人の繁殖力の減弱が起こっている・・・というのが物事の本質と思える。

日本人全員が生命力を失いつつあり、その主たる原因は食生活の劣化とメディアの洗脳にあると見ている。
NHKとか朝日新聞を中心とした亡国的国民洗脳装置にみんな騙されている。

ちなみに先日放送された同放送局の「肉を食べれば若さにもダイエットにも鬱病にも良い」との内容で、試しに昨晩ステーキを食べたら久々に今日体調不良MAXでついでに性欲の減退まで起こってしまった。こんなに具合が悪くなるものなのか。いつもの爽やかで涼やかな気分がどんよりと一気に落ちてしまった。多分自分だけであろうけれど、もうNHKには騙されまいとあらためて決心した次第である。
人間の繁殖力は低蛋白食、もっと言うなら「飢餓」で高まる。これ常識。「貧乏人の子だくさん」という言葉もこのメカニズムによる。
ただしアメリカ人の場合裕福な人々は多く子だくさんで大家族であること、夫婦の仲良きことを美風とする文化があって、これらの傾向が人口増加に益しているのかも知れない。
いずれにしても日本人の誰もがグルメになり、孤食になり、オタクになり、ロリコンになり、ジャニーズ系になり、独身生活、個人生活を楽しみ、そして静かに滅びていくのである。

ありがとうございました
M田朋玖



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