コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ 治療セミナー(夢)2018. 6.27

心とカラダの痛みを最終的に感覚するのは脳であることはご存知のとおりである。
痛みの部位がカラダの各部分にあるように感覚しても感じるのは脳である。
痛みの部位については言葉を換えるなら「錯覚」と言っても良い。
また実際に錯痛というものもある。

全身をコントロールし、制御し、各部位から情報を集め(感覚)、また各部位に指示する(動作)など情報の集積と分析を瞬時に行い、それに対して殆んど反射的に動き返す・・・など優れたスポーツ選手やピアニストなどの芸術家の見せる技術のレベルの脳の働きはまさに「神技」という呼称がふさわしい。

このように肉体と精神の統御器官としてのう脳の存在、価値、無限の潜在力についてはまだ研究段階で、未知の領域も数多くあるらしい。
或る脳の研究では、上記以外にも霊的なメッセージ、即ち神や宇宙の言葉や情報を「受信」する機能もあるらしい。絶えず発信されているそれらのメッセージを「夢」や「偶然の出逢い」などを通して、受け取り活用するのも脳の第3の「働き」であるようだ。

昨晩とてもリアルな夢を見た。
それは、それこそ「脳について」のセミナー講義で、受講生として夢の中で参加していたのであるが、この内容というのが一言で表現するなら「全ての痛みや病は脳で治せる」というものであった。
少なくともそのような内容を強く伝えるメッセージであった。

夢の中でそれを受講し、午前4時に目覚めたら2週間ほど患っていた顎関節症と急性腰痛症(ギックリ腰)と頚肩部の痛みが全て治っているではないか。
特に寝る前に痛み止めとかを服用したワケではないのにである。
ただいつもの軽い睡眠薬と抗うつ剤を服用して寝ついただけである。
夢の中のセミナー受講中に味わった軽い陶酔感を伴う疼痛治癒の手法・・・ただ寝て、イメージングをするだけ・・・が効果を発揮したらしく、目覚めてからカラダを動かしてもどこにも痛みがない。
特に腰痛は劇的で、すっと布団から立ち上がり、何の苦もなくトイレに行けるし、顎の痛み(顎関節症)も水を飲む時に全く感じない。
また頚から肩にかけての張ったような痛みなど完全に消失している。
全く不思議な体験であった。
起きてから脳に意識を集中し、感覚を研ぎ澄まし、あらゆるネガティブな刺激、平たく述べると悪い「ストレス」について敏感に、繊細にチカラを抜いて「吹き払う」というイメージでいると逆に日常生活には悪い「ストレス」がかなり多く潜在していることにも気づかされる。
それらの刺激を受ける度にカラダの一部が「ダメージを受けている」という感覚も味わえる。

悪いニュースがそれ(悪いストレス)で、良いニュースが治療的であることは言うまでもない。
米国のスタンフォード大学で講師を務める女性の「健康心理学者」ケリー・マクゴニガルはストレスについて、それを「自分が対処できると信じること」「良きモノであると信じること」がストレスに強い心身をつくると述べていて、日本でもいくつか著書が出ている。

それとは少し意趣の異なる筆者の「夢の中の講義」であったし、効果については明瞭明確に実体験できているし、結果も実際に受け取っているので夢とは言えその効能については自画自賛している。

実際に慢性腰痛症の80%は原因不明だそうで、心因性の可能性が指摘されているようだ。
或る種の抗うつ剤とかそれに類する脳へ作用するお薬の処方で長年つづいた腰痛や頭痛が劇的に軽快することもある。

以前にも書いたと思うが「精神神経免疫学」という学問があって、心の状態(精神)が神経系を通して免疫の状態にも影響を与えるという研究だ。
即ち悪性腫瘍などのタチの悪い病気でさえ免疫細胞の活躍のおかげでその発生を抑制しているらしいので人間の免疫力の低下というのが精神の影響下にあることを考慮するとあだやおろそかに「心」「精神状態」の「やすらかさ、すこやかさ」つまり健康についての配慮をおろそかにするべきでないということは論を待たない。

ありていにいれば精神にとって有害なことは肉体にも同等かそれ以上に有害であることをよく理解しておくことであろう。
そういう意味でイヤな出来事、辛い思い出を繰り返し思い出して苦しむなど油断している人間のよくやる癖などは或る程度努力をして早急にやめるべきである。

また先述したように痛み、苦しみなども適切なイメージングとリラックス、良質な睡眠で簡単にとることができるのであるから「マインドフルネス」などのKeywordを手掛かりに普段から良く練習をして早目に解決(軽快、消失させる)しておくことが望ましい。

イメージングのひとつの方法として、脳から素晴らしく心地良く、また強力な治癒力を持つ妙なる分泌物質が痛みの部位を中心に全身にゆきわたり、しっかりと癒やし、鎮痛、鎮静していく・・・という様を想像し、実際にカラダに実感させるというのがあって、これは横になって行うのが良く、割と気軽な気持ちで安易に始めると良い。
これは瞑想と同じで、あまり気張り過ぎるとうまくいかない。
少量のアルコールや軽いトランキライザーは良い助けになる。
もしそれに強く反応する脳と肉体の持ち主でなければ・・・。

心身の相関に着目し、それを治療に応用するという「心療内科」の医者の立場からも遠慮なく推奨できる副作用のない病気治療の良法と思える。

ありがとうございました
M田朋玖



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