コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 脳内ストレッチ2018. 5.22

自分で試してみると分かるが、脳のイメージの中で背伸びとか屈伸・前屈とかの気持ちの良いストレッチを実際には体を動かさないで「キモチイイ」と感じるまでやってみると気分がスッキリする。
実際に立ち上がってカラダを動かしてそのキモチヨサと比較してみられると分かるが、イメージだけの方がキモチイイ。
それはイメージだけであるとストレッチのキモチヨサだけが脳の中で抽出して感じるからだと考えられる。
リアルなストレッチで起こる面倒臭さ、痛み、カラダのきしみなどを感じずに済む・・・ということと、どんな場面、時間、場所でもできる携帯・モバイルスストレッチと言えるので習得するととても便利である。
これは心とカラダにとって瞑想と同様の価値を持つと考えられる。

退屈な講演会などではエッチな妄想などよりもその内容の性質から精神の落ち着きを得るには格好な方法で、じっと座って聴講している状態などでは特に有用なのがたとえば「ラジオ体操第一」などをその順番どおりに脳内で「実践」してみるとその心地良さが良く実感できる。
これらを実行している時、目を瞑るとか軽くカラダを揺らすということをすると効果が高い。
これらをドンドンエスカレートさせてカラダを或る種の軟体動物のように自由自在に軽く頚を動かしながら呼吸をゆっくりめにして整えながら、できれば強く息を吐き出しながらやってみるとだんだんテンションが上がって来て気分も良くなってくる。
また眠くなって欠伸が出てくることもある。

だいたいマナーとしてスマホや携帯を、講演会を含め公衆の面前で扱っていると傍目には結構見苦しい。
そういう窮屈な環境の中で行う「脳内ストレッチ」の効用効果についてはまだ実験段階であるが電車の中、飛行機の中、クルマの中(運転中でない時)、学校の授業・講義、病院の待合室、仕事などカラダを動かさない作業の無い「じっとしている」状態であると、その有難さや心地良さをよく実感できるかも知れない。
人間の脳というものは本当にありがたいもので、上手に使うと人生生活が極めて快適になるようだ。
このコラムもある極めて退屈な医学講演会の最中に書いているが、これを書いていいるだけでかなり気分が良くなってくる。

多くのクライアント、患者さん、友人知人においてはこれらの脳の使い方として自分や周囲を苦しめる類の行動(?)をして平気であるというのは驚きである。
脳の使い方として言葉を使う楽しみ方、性的妄想或いはその他の美味しい物を食べるとか成功して大金持ちになって豪華なリゾートホテルで美女をはべらせてさまざまな色事を楽しむ・・・などといういくらか耽美的で背徳的な妄想も面白いが、これらは意外に精神的なエネルギーを要することがある。
即ち心身共に疲れているストレスを感じる時などには、この脳内ストレッチは最適であると思える。

1990年代に春山茂雄という東大出のお医者さんが「脳内革命」という本を出されて一時期大変なブームにもなったが、これもエンドルフィン(脳内麻薬)を色々な方法で放出させて肩こりや頭痛から種々の倦怠感を取るというアイデア、もっと言えば人間の色々なパフォーマンスを高める方法として価値や効果があるし、或る意味理に適っている。
それらの亜型と理解されてよろしいかと思う。

目をつぶってジワ〜っとカラダの各部位について・・・たとえば最も凝りやすい肩とか首すじ、頭、眼球、腰など少しだけその部位を動かしながら「行う」と効果が高い。
勿論全くカラダを動かさなくても出来るし、このことがこの手法の快楽取得法、疼痛緩和法、元気回復法、退屈解消法として少なくとも個人的には極めて有用有益である。

最後に最大のコツをお伝えしておこう。
それは、
@目を瞑ること
A軽く息を止めること
B終わりに息を吐きながら力を抜くこと

念の為に書き添えておくがこのアイデアは筆者のオリジナルである。
誰か同じようなことを言ったり書いたりしているかも知れないが・・・。

また指圧とかマッサージとか温泉とかの他の心地良さを体感できるイメージの脳だけの「実感、感覚」だけでも相当に効果がある。

ありがとうございました
M田朋玖



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