コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 「あいうえお」の法則2018. 4.10

今年MLB(メジャーリーグ)に行った大谷翔平が大活躍している。
早くもピッチャーとしてメジャー初勝利を上げ、今日(4月4日)はホームランを打ったようだ。
つくづく強運の若者と思える。
彼の人は六白金星。
スポーツ選手に向いている。
健康で気も強いが意外に慎重だ。

この星のアスリートにNPB(日本プロ野球)の王貞治、原辰徳、プロボクサーのオリンピック金メダリスト・村田諒太がいる。

大谷翔平については原辰徳なみの活躍が見込まれるが将来は改名したほうが良いだろう。
引退後に同氏のように監督や解説者、タレントとして活躍していくには・・・。名のある成功した野球監督は改名している。広島の「赤ヘル旋風」時代の古葉猛「竹織」、西武黄金時代の森昌彦「祗晶」など。現役と監督では性格気質存在に結構大きな差があるようだ。

「運」というのはその字面のとおりタイミングなのである。
空間的に「運ぶ」という一面と時間的な「流れ」という面があって、易占的にはタイミングが最も大事と言える。

大谷翔平は高校卒業時にいきなりメジャーに行くと頑固に言い張っていたが、当時(今でもであるが)日本ハムの栗山監督の強い勧めや説得もあって割とアッサリ「日本ハム」に入団した。
この最終的に「素直」というのも強運の人の特徴である。
死ぬほどに頑固ということがない六白金星の人物は個人的な経験ではよく人の話を聴く「素直」な人が多い。

素直=強運
頑固=弱運

という原則があるので、そういう意味では六白の人の強運も理にかなっている。
原辰徳氏が契約で揉めたとか何かに「逆らった」という話を聞いたことがない。
この方は名前の総画も大吉数の32画。
人気・実力・運気、全てにわたって強運の人である。
何しろあのV9の偉業を成した川上哲治監督には及ばないものの、巨人を優勝させた回数では2番目に多いという記録を持っている。
六白金星は昨年から今年にかけての強盛運に拍車がかかっているので大谷翔平の活躍も将来的に充分期待できそうである。

よく深考すれば栗山監督との出逢いが無ければ現在の活躍も無かったかも知れない。
同監督にはかなり鍛えてもらった筈だ。
常に選手のことを一番に考える愛情深く厳しい監督であるらしい。殆ど褒めることをしなかった。特に大谷選手に対しては。見抜いていたのだ。その才能と自信と自惚れを。流石である。

世界の王貞治も巨人の川上監督や荒川コーチとの出逢いがなければこの偉大な野球選手は誕生しなかったことは良く知られている。
3冠王のあの野村克也ですら高校時代の恩師や入団した後の監督や不倫の果ての結婚(沙知代夫人)やらとの出逢いがあって「功成り名を遂げた」野球界の重鎮だ。

イチローにしても全くその打法を買っていなかった土井監督から仰木監督への交代とそれに伴う頻用とで世界的な野球選手としてのスタートをきれたのである。
「名馬に名伯楽あり」の言葉どおり、どんな成功者の陰にも素晴らしく有難い存在があるものなのだ。
またそれらの成功者の多くはその恩や感謝を忘れないという特長を持つ。
それらの人(恩人)についての感謝の催し事や行事を行っている著名な経営者もおられるくらいである。

「天運は大なり」の言葉どおり、どんな人も「運」の支配を受ける。
それが良きもの、素晴らしきものであることを祈るばかりだが、頑固=不運、素直=幸運の法則についてもう少し詳しく書いてみたい。

それは「あいうえお」の法則というもので、

あ・・・案(あん):自分の考えやアイデア、意志、意図のことであるが、これに凝り固まって一人で頑張っても普通それは殆ど成就しない。
レベル的に最低のモノと考えて良い。
それでも何かの起点ではある。
「夢、願望」という類のものだ。

い・・・因(いん):原因、元のことである。
口走るとか文章に書くとか絵や写真を飾るとかの元となる行為である。
実行と言っても良い。
言葉にするだけでもそれは行動であるので因である。

う・・・運(うん):これ、その物事の進展や発展、成長の流れ(運び)と言って良い。
自然にしていて所謂「運の良い人」はこの流れに乗って行く。
この時に「素直」さが大切になってくる。
頑なに自分の考え(案)にこだわっていると運が逃げてしまい停滞してしまい事がうまく運んで行かない。
大谷選手を例にとると高校卒業時に、誰の言うことも説得も聞かず「メジャーに行く」という案を捨てない・・・というような「頑なさ」が実質上の障害となる。
「人の話を素直に聴く」というような態度が運を呼び込むのだ。

え・・・縁(えん):以上のようにしていると良い出逢いに巡り合う。
それこそ良縁というものだ。
人間の場合、どんな人も誰かの、多くの人の助けがあってこその自分の成功なのである。
それに気づくと、

お・・・恩(おん):恩人に対する感謝を忘れないという態度が生じる。
多くの人はそれを忘れ「成功が長続きしない」ということが起こる。
「成功」というのは恩で完了すると言って良いし、成功の継続には絶対的にこれが必要である。

上記の「あいうえお」のステップを踏むことが自分の夢や願望を「天運」に繋げてゆく方法であるが、これは普段からの心構えや日常の仕事や勉強に一心に打ち込むこと、準備することに傾注していることでだいたい叶えられるものだ。
ただし「宝くじ」を買うというような行動では決してない。
或る人に聞いた話であるが、貧乏のドン底にある生活保護の独居者の部屋にその人が亡くなってから入ってみると壁いっぱいに「宝くじ一等が当たりますように」と貼ってあったそうである。
富や成功に対する心構えや態度のオオマチガイの良い例である。

「他力本願」というのは本質的に悪いものではない。
他力を運としても良いし、人の援助を考えても良いし、神頼みとしても良いが「宝くじを買う」という行動をする人には決して幸運の女神は微笑まない。
これはあらゆる自己啓発書や成功本に書いてあるが知っている人は意外に少ない。
「宝くじを買う」という行為はその意図に反し金運や多くの福運を遠ざける。
それは自分でお金を稼ぐ、得る為の努力を放棄するだけでなく、運までも逃がしてしまうようだ。
宝くじというものは主催している銀行を儲けさせるだけである。テレビのニュースやコマーシャルでそれを煽って多くの素朴で無知な一般大衆を騙して儲けている。意外に悪質だ。
ギャンブルというものは常に胴元(主催者)が儲かるようになっている。

欲望や自案(アイデア、考え)はいくら持っても良い。
それを実現する為には闇雲の努力だけでは絶対足りず「天運」の力が要るものなのだ。

上記のような「法則」を呈示してみた。覚え易くした成功法則の一種と軽く読みとって頂ければありがたい。
中心はやはり「運」だと考えている。
友人知人有名人、歴史上の人物を研究したりデータ化するとこんな規則性がどうしても仄見えて来るのだ。

追記
件の大谷翔平選手の脅威的、歴史的快進撃がつづいている。活躍したあとの記者会見がいけている。「支えてくれているスタッフやチームメイトに感謝している」だそうだ。6白金星の欠点のひとつに感謝を忘れがち、というのがあるが「素直と感謝」両方お持ちのようでひょっとしたら、少なくとも素晴らしい野球人生を順調に歩み続けてくれるかも知れない。
個人的には同選手のファンではない。多分酸いも甘いも経験した人生の「物語」を感じないからだ。年齢的にそれらを望むべくもないが。イチローのような求道者の趣き風格も今のところあまり感じない。有り余る才能をもて余している、といった風である。老いも若きもある種の「老成」という渋みがないと強い魅力を感じない。
素晴らしい容姿とアタマの良さとを兼ね備えた立派な若者とは思うが。

ありがとうございました
M田朋玖



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