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■ インフルエンザ体験記 | 2018. 3.24 |
これには絶対にならないと豪語していたが、油断していたのかとうとう昨日(3月19日)罹患してしまった。 その日は朝からカラダがダルく食欲がない。 夕方になっても体の何とはない違和感がつづく。 熱を測ると37.5℃だ。 きたきたきた、これは風邪だ。 感冒の感覚というのは自分で分かるものだ。 医者じゃないと分からないということはない。 ついでに念の為インフルエンザの検査をした。 そしたら何とAとB両方とも陽性と出た。 これは実に都合が良い。 筆者の持論を試してみるべく薬をすぐに服んで水だけ飲んで早目に寝たら翌日スッキリして、思い切り完治したカラダの感触を得た。 気分が良くて爽やか・・・みたいな。 実のところ実際にインフルエンザの結果が判明したのは翌日の朝で、前夜に服んだのは抗生物質とロキソプロフェンという鎮痛剤で、あとは睡眠薬と精神安定剤と水でとにかく寝る、眠る、寝る、眠るを繰り返しただけである。 勿論入浴も普通にした。 インフルエンザの症状の重い人の特長として何かしらモノを食べるというのがあって、それはお粥とかうどんとかパンとか体に優しいと思われている軽い食品であるがいずれも医学栄養的にそれほど軽い食品ではなく、どちらかというと重い。 とにかく何も食べず水だけ飲んでいるとインフルエンザになっても全く発熱とか倦怠感とか関節の痛みとか喉の痛み、咳などの感冒特有の症状など出現しないものなのだとあらためて実証できた。 先述した油断について語ると、それは土曜日の晩の寒空の下でのバーベキューとその後の飲酒、翌日のオートバイツーリング、夜の別の宴会と飲食の過多と肉体と精神の過労が原因と考えられる。 要するに免疫力の低下という心身の状態をつくった為であろうと思える。 いつもの2倍は食べた。 それもいつもは食べない焼き鳥とかカキ焼きとか刺身とかどちらかというと重い食事は元々玄米菜食の人間には相当重い負荷のかかる飲食だ。 ビールも結構飲んだ。 まさに病は「口よりはいる」の飲食生活だ。 逆に言うとそれらの治療には水だけにして尿と便などの排泄を促せば体はスッキリとするということで発症してすぐの服薬と就寝就眠というものがいつもの健康時の不摂生状態よりも爽快感に満ちたものであったことは一筆しておきたい。 「インフルエンザ恐らざるべし」 ということである。 この体験は仕事上患者さんにさらに自信を持ってお伝えできる内容なので、とても有益なモノであった。 ありがたいことである。 勿論いつものようにマスクも手洗いもしていないし、ことに看護婦さん達も筆者の話をしょっちゅう聴いているせいかそれらを敢えてしたりすることはない。 いつものとおりである。 発症した翌日、つまり本日(火曜日)はいつもより元気だ。 健康管理というのはそれが理にかなっており実証されたものなら結構楽しいものなのだ。 少なくとも気分が良く元気だ・・・というのはそれ自体で人生を豊かで楽しいものにするものなのかも知れない。 心身の「健康感」というもの「幸福感」と同じか同等の快であるにちがいない。 それで健康についての知恵や知識はそれが正しいものであればより多くの持っておくに越したことはないだろう。 世間ではテレビや新聞も含めマチガッタ健康法が流布されており、用心深く情報を取らなければならない。 それらの取得については或る種の偶然性と必然性が混在しているようで、今回のインフルエンザ、それもA-B型になることも筆者にとって必然であったと思える。 さらに前コラム「インフルエンザ」の内容と全く矛盾せず筆者の心をいたく満足させている。 これで多くの人がインフルエンザを特に恐れることはなく過ごせるであろうし、正しい知識と経験を持ったかかりつけ医にかかれば何も心配せず速やかに治療軽快することについては少なくとも当科では請けおえる。 ただし筆者の助言を正しく理解し実行してくれる人に限るが・・・。 ありがとうございました M田朋玖 |