コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

コラム:ひとくち・ゆうゆう・えっせい

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■ 体形2017.12.27

今や日本でも世界でも有数のプロゴルフのプレーヤーでもある松山英樹。
若干25才ながら世界ランカーヒトケタでPGAツアーでも3勝しているとのことで大したものである。
今のところ過去を振り返ってみても日本で最高のゴルフ選手であることは誰もが認めることであろう。
特に今年(2017年)の活躍は年初より凄かった。
運気も今年から来年(2018年)と絶好調なので、或る程度の活躍はできると想像される。
或る程度と言ったのは多くの日本人ファンの期待に応えるほどではない・・・少なくとも今のままでは・・・断言して良い。
それは決して激しい肉体改造とか執拗で綿密な練習とかの話ではない。
相当に才能もあり、努力もなさっておられる。

先日、たまたまテレビで松山選手の特集があって、あまり興味は無かったのであるが録画していたので何の気なしに観たら「やっぱりなあ」と深く感じたのでそのことを少し書いてみたい。

ツアー最終日、数ストローク差であるがその時点でスコアリーダーは松山英樹選手。
追ってくるのはあの難敵、1才年下のこれまた売り出し中のジャスティン・トーマス。
流石の松山選手も勝ったことがない相手だ。
180cm、90kg。
巨漢と言える松山に対してジャスティン・トーマスは178cm、70kgとシャープな肉体である。
石川遼ほど線が細いワケではないが、少なくとも松山より引き締まった体形をしている。その上驚いたことにドライバーの平均飛距離が松山選手を上回る300ヤードオーバーだそうである。察するところゴルフでは野球選手のように体重で飛ばす分けではないらしい。

別に男だし、スポーツ選手なのであるから体形などどうでも良いだろうと思う方も多いと考えられるが、ここで述べたいことの本質は少し違う。
あれほど(テレビで観た限り)激しいトレーニング・鍛錬をしているのに何故、松山選手はあのようにデップリと肥えたオッサンのような体形をしているのか以前から気になっていたがその原因が判明したのだ。
それはやはりというか、案の定というか、食生活であった。
まるでその辺の居酒屋で食べるような食事を仲間(チームスタッフ、通訳、キャディ、トレーナー)4人との食卓。それをチラッと眺めていたら、これは世界的な一流プロ選手の食事ではないなあと嘆息しながらしみじみと思ったのである。
意外にも飲食に無頓着なプロ選手が多いのには驚かされるのであるが、松山英樹選手のケースが一番驚いた。
しかしこのことはこの選手の体形の原因がしっかりと確信できたので個人的には頭がスッキリとした。
巷間言われているように体形の維持管理には運動や筋トレではなく食事なのである。
筆者の場合にも身長178cmに対して88kgの時は体形的特徴として腰回りのデップリ感が際立っていて、これは年のせいとか運動不足とかを考えていたが、単なる肥満であったことが70kgに減量してみて諒解できた。
減食減量だけで、即ち一切の運動なしに平たくなった腹部とスッキリした体形を手に入れたので色々な面倒臭い手続き、たとえば運動とか筋トレとか全く不要であることにあらためて気づかされた次第である。

このような経験と知識から松山英樹選手の体形と勝敗の行方については普段の食生活が一番問題なのではないかと考えるのだ。
特に勝負ごとに勝つというのはスポーツ選手の最も大事な使命であるということは論を待たない。
明々白々とした仕事であり目標であるのだ。
その為の努力を惜しまない人物と思われるので、食事とそれに伴う体形についてはかえすがえすも残念で仕方がない。
往年の青木功も奥さんが替わったら顔つきも体形も変わって大活躍した。ウイスキーボトル一本飲むほどめちゃくちゃな飲食生活が新たまった結果に他ならない。
こういう細かいことを書くのは全くもって好きではないのであるが、ゴルフファンだけでなく松山選手に活躍して欲しい、勝って欲しいというのが多くの普通の日本人の本音であろうから、書かないわけにはいかない。

テニスの世界ランキング第2位まで上り詰めた身長175cmのマイケル・チャンコーチを招聘した錦織圭は同様にその世界ではどちらかというと短躯(178cm)である自分自身の弱点を補うアイデアや練習法、精神的ノウハウを知りたかったにちがいない。
そのマイケル・チャンでさえ試合の前日に焼肉を食べた錦織圭を強く叱ったそうである。
スポーツや仕事や勉強における食事の重要性を説くのは完璧主義者であるチャンコーチらしいが、錦織とチャン氏は偶然にも同じ星なので食事の影響を強く受けやすい肉体と精神の持ち主であるからこれはとても理にかなっている。

筆者の研究では、件の松山選手は食事の影響を感じにくい星なので他者と比較して食事への無頓着さ、鈍感さが目立つ。
だからと言って食事の影響がその運気、健康、体形に現出しないかというとそんなことはなく、やはりハッキリと出ている。
テニスの錦織より肉体的ハンディキャップについてははるかに恵まれているのであるから(ゴルフという競技の性質上)、これは思い切って食事の改造を強くお勧めしたい。

これは大ファンであるメジャーリーガーのイチローや上原浩治などにも言えることで、それぞれカレーを毎日食べたり試合の後にビールを飲んだりしてはイケナイのだ。
それらをやめて野菜を中心にヘルシーな食事を徹底的に実行したらもっともっと活躍できる筈である。

工藤公康という現ソフトバンクホークスの監督で45才まで現役で投手だった元野球選手はこの食事法について本まで出しているのでいずれの人も一度手に取って読まれたらいかがであろうか。
この方も錦織、マイケル・チャン、ついでにNBAのマイケル・ジョーダンなどと同じ星である。
マイケル・ジョーダンについては試合前に何を食べるべきかという研究がなされて、それは「ステーキ」だったそうである。
他の一般選手はフルーツやパスタなどの炭水化物や糖質を摂って試合に臨むのに体質的に「肉」が良かったそうだ。
何かしら特別な体質であるらしい。
エネルギーが一試合持たないというこであった。
バスケットボールは確かに激しいスポーツではあるが・・・。

一方で昭和20年生まれの一白水星であるヤクルトの四番バッターで大杉勝男という野球選手は肉が大好きで、その妻に「肉を喰わせろ」とわめいて大暴れするほどそれを激しく好んだくらいだが、その為かどうか引退後47才の若さで肝臓癌の為に早逝してしまった。
幼い時に活躍したキラー・コワルスキーという菜食主義者の巨漢で強靭な肉体を持つプロレスラーもいたりして、筆者としてはどうしても菜食をたたえる傾向が身についてしまったので、どうしても肉食については悪いイメージがついてまわる。

特に肉食を中心にサプリメントのプロテインなど蛋白質の過剰摂取はスポーツ選手を中心に老化を早め腎臓や腸を傷めてしまうようである。

日本のゴルフ界の英雄、松山英樹の来季の活躍を心から祈念して一筆してみた。

ついでに多くの体形を気にする女性、気にしない女性にお伝えしたい。「食事は必ず体形に出ます」と。勿論顔つきにも。お肌にも。

ありがとうございました
M田朋玖



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