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■ 9月になれば | 2017. 9.17 |
同名のアメリカ映画がある。 往年のイタリア人美人女優、ジーナ・ロロブリジーダ主演のラブロマンスである。 お相手に長身のロック・ハドソン。 内容は全然憶えていないがジーナさんのグラマラスな美貌がとても印象に残っている。 筆者が8歳の時の作品であるから当時も今も「発情」していたのかも知れない。 最近はこんなタイプの女優は少なくなった。 つまり色気ムンムン、グラマー曲線美の持ち主・・・の女優さん・・・今は、皆さん少し痩せ気味である。 やっと9月中旬になった。 台風の18号が九州〜日本列島を直撃してくる予想である。 あっという間に夏は過ぎて秋になりずい分と朝夕は涼しくなった。 9月はあまり良い月ではない・・・という印象がある。 近々ではあの9.11テロ(平成13年、2001年)、関東大震災(大正12年9月1日)、 洞爺丸台風(昭和29年9月26日)、伊勢湾台風(昭和34年9月26日)という大災害が発生している。 それぞれに夥しい数の犠牲者を出した。 9月の別称を見ると「長月」「稲熟月」「菊咲月」「紅葉月」となかなか風情のある呼称になっているが、内実は台風をはじめ災害の頻発するヤバい月に思える。 易的には9月から10月は運気の切り替わる時期で、通常の月よりさらに用心のいる月だ。 体調の悪化する人も多い。 「9月になれば・・・」「さらに用心」とつづく。 所謂夏バテが本格的に起こってくる頃でもある。 何となくダルイ、やる気が起きないという方は早寝と少食、野菜食をお勧めする。 マメな水分摂取も効果がある。 チョット早いかなという時間の就寝。 腹8分目〜6分目の食事だ。 話は飛ぶが洞爺丸台風と伊勢湾台風が同じ9月26日の到来とは驚いた。 この確率はその災害の程度を抜きにすればそれ程低いものではないことは容易に想像できる。 何せ同じ9月なのだから。 ご存知のように洞爺丸台風と同日に起こった岩内大火は水上勉の長編小説「飢餓海峡」に純粋にフィクションとして著されている。 映画化もされたがモノクロのこの作品はなかなかの傑作で、主演の三国連太郎と左幸子の迫真の演技と心理描写が素晴らしかった。 刑事役の伴淳三郎が良い味を出している。 9月になればこれらのことを時々思い出す。 そして何故か気が晴れる。 不思議だ。 他者の不幸が自分の幸をあらためて感じさせてくれる・・・というのはそれ程不謹慎なことではないような気がする。 「・・・よりマシ」という比較幸福論は言うまでもなくあくまで個人の捉え方の問題であるので全然自責感とか罪悪感とか感じずに思い切り味わえば良いのだ・・・と考えている。 明石家さんまの言葉とされる「生きてるだけで丸儲け」というフレーズの内容も究極的には比較幸福論のひとつと思える。 何かしら心の中に安堵感、幸福感を感じさせてくれる良い言葉であると思える。 しかし9月はダルイな。 秋とはいえ妙に暑いし台風前で湿度が増している為か不快指数も結構高い。 仕事を終えて入浴し本屋によってビデオや本を選び、コンビニに寄ってビールのつまみを買い、テレビを観ながら缶ビール一本だけのプチ晩酌をする。 何と平穏でありきたりで優雅で楽しい日常だと心から思える。 今日は広島やソフトバンクの優勝はあるのであろうか。 北朝鮮のミサイルも何のその、平和ボケ・・・結構なことではないか、平和なんだから・・・とにかく治安を守っている警察の皆さん、災害救援の消防や日本国を守っている自衛隊の皆さんありがとうございます。 皆さんのお陰でとてもありがた〜い平和な日常というものを享受させていただいています。 感謝感激雨あられであります。 ありがとうございました M田朋玖 |