コラム[ひとくち・ゆうゆう・えっせい]

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■ 悪癖2017. 8.15

人はまず癖に対して嫌悪感を持つそうだ。
癖というのは大概、本人の自覚なしに行為される。
口癖というのは殆んどの人にあって、それはモノの本によればその口にしている人を変化させるチカラがあるらしい。
当然ながら本人にとっても周囲の人にとってもよろしくない口癖と好もしい口癖があるらしく、言うまでもなくネガティブな口癖よりもポジティブなそれが良果を生むことは誰しも容易に想像できることである。

しかしながらこの癖についてはかなり用心し、意識しておかないと知らず知らずのウチに困った事態に至ることがあるようだ。

悪癖というものは早い段階で直しておかないと人生全体に悪影響を及ぼすが、逆に言うと良い癖、好もしい癖というものは頑張って身につけておくと結構便利ではないかと思える。
そのひとつが美しい「笑顔の挨拶」というものだ。
その他「靴をそろえる」とか「椅子をテーブル(机)に収める」とかで、これは癖というよりも習慣と呼べるモノで、練習すれば誰でも簡単に身につけられる類の癖で、他にも礼儀正しい態度、美しい言葉遣いなどは自分で一生懸命に練習して習慣化、癖化しておくことが自分の身をいかに助けるか想像に難くない。

一般的に人にも嫌われる癖というものは普通、マナー違反と呼ばれるモノの全てで、例えば「時と場所を選ばない喫煙」「楊枝を使って歯をシーシーさせる」「鼻をほじる」「道路に唾を吐く」「食べる時に奇妙な音を立てる」「食事中に髪をいじる」「誰彼かまわずため口」・・・とにかく人に不快感を抱かせる類の行為は全て悪癖である。

マナー、礼儀作法の基本にある心根というのは「人に対する思いやり」であるそうだ。
そしてその表現する行為の目標は「美」だ。
即ち悪い癖というものは見た目も悪いし人への思いやりや配慮に欠ける・・・ということだ。

こういう風に書いてくると結構分かりやすい問題だということが分かる。
つまり人に不快感を与えないように常に意識しておき、さらに社会の常識とか良識とかを学んでおく、イヤ学び続けることが望ましい。

今はスマホ・携帯電話などの取り扱いに注意がいるかも知れない。
油断していると「歩きスマホ」「食事中のスマホ」「宴会・パーティー中の使用」ということが容易に起こり得るほどそれらの通信機器が身近になり分身化している昨今、最も用心したい悪癖発生の母地ツールだ。

モチロンかっこいい癖、その人の個性を表す好もしい癖もあるかも知れないがやはりご用心。
チョットしたことでソレが一気に反転して嫌悪の対象になることがあるものなのだ。
・・・であるので、どんな癖であれその個人の特徴を示す変わった行動・行為・言行などは注意深く取り除いていくことが望ましい。
これは夫婦関係や職場や家庭での人間関係において効果(?)を発揮するので一考しておくべきテーマであると思える。

「自意識過剰」という言葉があるが、一見ネガティブな一面を見がちだが確かに本人は人前に出るのに辛い思いをするし、見当違いなファッションや行動をして周囲から奇異な目で見られることも多いかも知れない。
けれどもこの自意識過剰を逆手にとって一度自分というものをクールに、冷静に、客観的に、丹念に観察し点検して悪癖と思われる悪習慣を上手に取り除いておくことが、人生全般にわたって、ひいてはその結果に思いもかけない良い影響を与えるかも知れない。

無くて七癖というが、酒癖、女癖、手癖、足癖なんて言葉もある。これらについては後述したい。

ありがとうございました
M田朋玖



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